京都の昔からの家は玄関、店の間、坪庭、離れ、奥の庭、それから蔵をもったはるおうちもありました。
うちの実家も西陣で商売をしたはったさかいに、
小さい頃からおばあちゃんに「店の間はたんと人がきはるさかいに奥にいっときよし。」と言われました。 地方の人が京都に来てよう言わはるのは「京都の家は間口は狭いけど奥行きがあるなぁ。」とビックリしはります。
ホンマに「うなぎの寝床」みたいな細長いつくりです。
はしり(台所)や裏に行く時は下駄をいちいち履かなあかん家もようけありました。
そやけど夏は通り庭がひんやりしてたような気がします。
ええ風が通ってました。
京都の昔からの家は住む人にもお客さんにもええ心地にしてくれます。
夢館の別邸にぜひお越しください。
ええ心地でお着物きはったら ホンマに贅沢なお時間やと思います。
貴船 茜