あけましておめでとうさんどす。本年もあい変りませず、よろしゅうおたの申します。
お正月いうたら始業式を思い出します。始業式は1月7日、この日は芸妓も舞妓も、お茶屋のおかあさんもみんな紋付の正装で、お茶屋組合の役員さん達も来て頂いて、前年度のお花の売り上げ、上位10位の表彰があるのんどす
お花言うんはお座敷によせてもろた時の芸妓さん舞妓さんの代金の事を京都ではお花代と呼んでるのどっせ
東京の方では玉代(ぎょくだい)とかお線香代とも言うて聞いた事おすけど
そのお花の売り上げが多かった順に表彰されるのんどす
10番に入るのんが夢やったし、おかあさんから「どうせ舞妓になるんやったら始業式で表彰される舞妓にならなあかしまへんぇ」とも言われていました
うちは出てから何年も10番以内には入れんと、悔しゅうて、どないしたら入れるんか?色々考えて(芸を気張るんは勿論、キャラをお笑い系にしたり…)
10番に入れた時は、そらもう、嬉しおした
こんな事から花街の1年は始まるのどっせ。ほな、又。 おおきに